映画「カミーユ、恋はふたたび」感想※ネタバレあり

2012年 フランス

監督、出演:ノエミ・ルヴォヴスキ

 

あらすじ

40代の女優のカミーユは、ある日突然、25年連れ添った夫から離婚を言い渡される。突然のことにショックを受け、ひたすら酒を飲むカミーユ。大晦日のパーティで飲みすぎて気を失ってしまうが、目を覚ますと、病院に。

かけつけたのは既に他界したはずの両親。また、両親や周りの様子から自分は15歳に戻っているのがわかる。

戸惑いながらも学校生活を友達と楽しむカミーユだが、そこで離婚を突き付けた夫であるエリックもいた。

 

 

 

スポンサーリンク

 

感想&ネタバレ

ドキドキしながら観ました。

私の苦手なよくわからない系のフランス映画だったらどうしよう・・・て。

 

最初のシーンで、女優の仕事をしているカミーユが血まみれで殺されてたので、「これ、どっち?」て感じでしたが。

 

いきなりですが、この映画、テーマはこれだと思う。

劇中でもある言葉のまま

「変えられることは変え、変えられないことは受け入れる」

こんな感じの言葉でした。

 

40代のカミーユは酒にやや依存してるのかな?

夫は愛想を尽かしたのか、ただ単に心変わりしたのか、若い恋人ができ、新しい生活を始めるためにカミーユと離婚し、家を売ってお金が欲しいと。

カミーユが怒るのもわかる。

でも、酒を片手にののしっている彼女を見ていると「う~ん」てなる。

後で彼女が酒に逃げた理由がわかるんですがね。

 

容姿が15歳に戻っているのは周りから見た感じだけで、映画を観ている私達からはただの若い恰好をした中年女性。

でもカミーユ役の方、足も細いし、スタイルいいと思う。

フランス人女性って痩せているイメージがあるんですよね。

 

早くに亡くなった両親とまた会えたことに喜ぶカミーユは両親の声を録音したり、家族の時間を大切にします。

また、個性の強い友達と学校生活を大いに楽しみます。

ここが日本の学生とはやっぱり違うな、て。タバコの吸い方ひとつをとっても。

でも若い頃って自分を含めて、バカだな~て。

 

若い時特有のバカバカしさって、けれどもすごく光り輝いて見える。

それが過ぎ去ったもので戻ってこないからそう見えるのかもしれないですけどね。

 

若い頃の夫のエリックと学校で出会うカミーユですが、それこそ徹底的に彼を避けます。

それでも接近してくるエリック。

そしてやっぱり心惹かれるカミーユ。

 

彼はいつか自分を捨てる。捨てられて全てを失わないように彼を避ける。

でも、彼と付き合わなければ娘は授からないことに気付きます。

 

結果的に彼を受け入れてしまい、妊娠するカミーユ。

ホッとした嬉しそうな顔を見せます。

 

過去に戻ってやりたかったのは、病気で亡くなった母親にMRIを受けさせて亡くなるのを防ごうとすること。自分が過去に戻ってから数十日で亡くなることが分かっているから。

MRIの結果は問題なし。

ただ、母親はやはり亡くなる。

 

彼女が変えたかったものは母親の死だと思ってたし、当然そうなんだと思う。

でも、妊娠を伝えた時の母親の反応はそれは冷たいものでした。受け入れられないということなんだとは思うけど、そんな状態で母親に去られたから余計に彼女はショックだったんじゃないか、て。

お酒に溺れるようになったのは母親が亡くなってから、と彼女自身が言います。

だから、なんとかしたかったんじゃないか、て。

それは、関係性も含めてね。

 

最後に40代に戻った彼女は元夫のエリックに会います。

そこで彼女は言うのです。

「これからどんな人とキスをしようとあの日(若かった頃)にあなたとしたキス以上のものはできない」と。(こんなニュアンス)

 

彼女は変えようとしたんですよね。

40代の自分を救うために。

でも、何も変えられなかった。

彼と恋に落ちることも。母親を亡くすことも。

自分で望んで変わらなかったものもある。

それは娘。

 

変えようと頑張ってみたけど、やはり彼と恋をした。

これはやはり運命だったと。

 

憎しみでいっぱいだった彼に対して、それを受け入れたことで穏やかな表情になってたカミーユ。

受け入れたからこそ、前を向けるのだとラストの彼女の後姿を見て感じました。

 

本国でも大ヒットしたようですよ。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください