趣味

本と音楽と「永遠をさがしに」原田マハ

本、好きなんです。音楽も好きだし、映画も好き。

原田マハさんも好きなんですが、この本を読んでる間は別な世界も感じることができ・・・よかった。

感想※ネタバレあり

主人公の和音は著名な音楽家(指揮者)の父を持つ女子高生。母親は数年前に父親と離婚して家を出て行っている。友達と楽しく過ごしていた和音だったが、父の再婚相手が突然現れ、全てが一変するとともに母親についての真実を知る。

天才指揮者である父親と同じ楽団でチェロ奏者として活躍していた母親。そんな母親の影響から和音は幼い時からチェロを始めます。しかし、母親の期待に応えることができず、チェロから遠ざかる和音。

両親の夫婦関係というのがあまり語られなかったので天才と暮らすということがどういうことイマイチわからなかったんですが、才能のある人と一緒に生きるというのはきっと大変なこと。月並みな言葉だけど、そうなんだと思う。

離婚ていうのは本当に夫婦の問題なんだと思うんです。でも、それ、言ってあげないと子供はわからないし、出ていく時でもちゃんと話してあげないと一人で自分に責任があったんじゃないかとか考えてしまうことも十分にあるのかな、と思いましたね。

和音の中で小さい頃にいつの間にかいなくなってしまった鳴かないカナリアと家を出て行った母親はずっと心の奥の方で、いや、動かない心の大半を占めていたのかもしれない。

そんな時に父親の再婚相手の真弓と会って、心を通わせるいうか、心を開く関係性を築けてきた時に色々な真実を知ります。

それって本当に「色んな真実」。和音に関わる重要な二人の母親のチェロとの、親子として、女としての色んな真実。

これって、「再生」の物語だと最初は思いました。でも、今は違う・・・それがなんなのかはわからないけど。

ただ、ちょっと「青春」だな、て。和音はまたチェロを弾こうとするんです。気持ちの切り替えは本人にしかわからない葛藤があったと思うけど、早いんです。でもそれがいい。グズグズしてない。これは若さだな、と(笑)

現在にいる和音が知る過去からの物語。それはまるで音楽のよう。そこから未来へつながる旋律だと感じました。

明るい未来は状況だけじゃなくて、過去や現在を受け入れて前を向いていくことでもたらされるんだと感じられる本です。

本と音楽と

この本の中で度々クラシックの曲名が出てきます。何度か本を置いてはその曲を調べて聴いてました。

特に私が好きだったのがバッハの「G戦場のアリア」

前から好きだったけど、この時期は特によく聴いてました。

アマゾンプライムにも入ってましたからね。

あと、全然関係ないんですが、チャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲」も好き。これは映画「オーケストラ!」を観て心を持っていかれてしまいました。

なんていうか、映画の内容と音楽が一緒に迫ってきて、息を詰めて聴いてましたね。

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