勉強が続けられるコツがある『「1日30分」を続けなさい!』感想

「1日30分を続けなさい!人生勝利の勉強法55」

               古市 幸雄

 

一言で言って、本当に実践的な本です。

具体的にどうしたらいいかの方法が書かれています。

一部ご紹介。

 

なにはなくとも、まずは動機づけ

「将来なりたい自分をイメージする」

これが大事なんですね。

例えば、英語を勉強しようと思った場合、ただ漠然とやろうと思ったら何をどのように勉強したらいいかわからないんですよ。

これ、私のこと。

話せるようになればいいな、程度に思ってても、どういうシチュエーションでどの程度話せるのかなどがわからないと何から手を付けたらいいのかわからない。

だから、勉強はするけど、若干受験英語みたいになって話せない・・・

これが、ホームステイした時の話。

 

でも、「ハワイに行った時に困らない程度に話したい」と思った時、会話を中心に勉強をしたんです。ある意味丸暗記だったけど。でも、覚えているシチュエーションでは話せたんですよ。頭に残ってるから相手の話も理解できた。

これは話を簡単にしすぎてるけど・・・多分、意味合いとしはそんなに間違ってないと思う!

 

本書では「そのイメージに近づくために何をしなくてはいけないのか」と書いてあります。

これ、ブレイクダウンですよね。

 

効果的な勉強法

脳科学に基づいた勉強方法が紹介されています。

例えば、海馬という短期記憶を司る脳の働きに着目し、ある項目を定期的に反復学習をするというのがあります。

脳には「長期記憶」と「短期記憶」があることはよく知られていると思います。

 

海馬には記憶の情報の重要性を判断するという働きもあるのですが、ここで繰り返しが必要になるのです。

「繰り返し情報が入ってくる」=「重要である」

という判断になり、「長期記憶」の働きを担う側頭葉という場所に保管されるのです。

 

そこで、定期的に繰り返し勉強すると効率よく覚えられるんですね。

 

長時間勉強をし続けない

他の本でも読んだことがあるんですが、人間の集中力には限りがあり、個人差はありますが大抵の人は1時間ももたないんですね。

本書では、

「30分勉強して15分休憩をとる」

これを1セットとして、「2~3セット繰り返す」ことを薦めてます。

集中力が途切れて勉強が嫌になる前に一旦休憩を入れることがコツだそうです。

なので、集中力が落ちたな、とか飽きたと感じ始めたら勉強は中止した方がいいんですね。

 

この他の後半部分ですが、「効率的な英語の勉強方法」についても書かれています。

これ、本気で英語をものにしたいと思われる方は是非一度読んでいただくのをおススメします。

方法は具体的で、すぐに取り組めるものばかり。

そこに、どうしてそれがいい方法なのかを知って納得した上で取り組むことでより効果がでる本だと思いました。

 

「勉強したいと思ってるけど、なかなか続かない」という人や、「イマイチ、コツがつかめい」という人にもいいです。

意識高い系じゃない人にこそいい!!

特に、著者の古市氏がなぜ勉強することを薦めるのかを読んでいただきたいです!

 

 

ちなみに私はプライム会員なのでKindleで無料で読んじゃいました。

 

必見!女の子が生き抜く方法「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」感想

「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」

                 西原 理恵子

 

本屋でパラっと立ち読みした時に、なんていうか、考えさせられるというか、読みたいな、と思った本でして、この本を買った姉から借りて読みました。

 

反抗期を迎え、巣立ちが近づいてる娘さんや若い女性に向けた内容ではないかと感じました。

 

「王子様を待たないで。

お寿司も指輪も自分で買おう。」

帯の文です。

「毎日かあさん」で西原さんの元旦那さんがアルコール依存症で、家庭内も壮絶だったということだけ(詳しい内容は知らないんですが)は知ってたんですが、ご自身のことについても書かれてます。

貧困層の多い地域で貧しい家庭に育ち、堅実で働き者の母親が結婚したのは働かなかったり、バクチ好きだった男性達。

けれどもなけなしのお金を持たせてくれて西原さんを上京させ、専門学校に行かせます。

西原さん自身も美術系の専門学校で早くから才能のある人と自分の差を知り、自分の入れる分野(稼げる分野)を冷静に探し、目標であった月収30万を叶える。

元旦那と結婚し、子供を授かり・・・て感じなんですが、言いたいことはきっと

 

「自分を幸せにできるのは自分自身であり、その手段や選択する自由を得るためにもちゃんと仕事を持つ。」

 

そしたら働かない男性やDVの男性と一緒になっても逃げることができる、と。

これ、ある意味究極だとは思うんですが、きっと「自分を大事にして、幸せになって欲しい」という意味が全てで込められているのではないかと思うのです。

 

結婚したことがない私ではありますが、父に言われたことがあります。

「結婚はしてもしなくてもいい。もし結婚するなら相手や家族からもどうぞお嫁にきてください、と言われるような相手としなさい。そうでないなら結婚はしないで自分1人で生きていけるようにしっかり仕事をしなさい。」

この話をされた時には既に30を超えていたので、例えば年齢で自分が引け目を感じて結婚するようなこともしなくていいと言われました。

 

でも結局、父が言いたかったのは「自分が幸せにならない結婚ならするな」ということだと理解してます。というのも、うちの両親はそもそも母側の家族が結婚に反対し、結婚後もその影響を受けていたということもあり家族の話を持ち出したんだと思うんですが、幸せの要素としては意味は同じですよね。

 

ただ、私も一生仕事はしたいと考えています。

万が一、何かの間違いですごいお金持ちと結婚できたとしても何か仕事はしていきたいと。

そう思うのは、結局自分の責任は自分で持たなければいけない、という考えがあるからです。

西原さんの言ったように、相手がずっと健康であって、優しいままで、稼ぎ続けるられるとは限らない。

何かあった時に、相手を助けられる力を持っていることや相手と別れる決断をすることができるようにするのもお金だけど、ひいては自分で責任を持つことだと思うから。

 

女の子って残念ながら、流されてしまうところが男性に比べてあると思うし、共感力があると思うんです。でも、これが悪い風に働くとあっという間に身動きが取れない所まで落ちてしまう。

この本の内容は女の子が一人で生きていくという時に心に置いておきたい言葉だけでなく、助けになってくれる本だと感じました。

もう女の子じゃないけど💦また読みたいと思うからしばらく本棚の中へ。

 

 

体の不調と掃除について

「金スマ」「ビビット」「得する人損する人」で紹介された松本忠男さん

「健康になれたければ家の掃除を変えなさい」という本を読みました。

正直、テレビでは何一つ見る機会がなくてたまたま手に取って面白そうだと思って買ったんですが、今までの掃除に対する自分の中での常識が覆されました

 

ホコリやカビ、ダニがアレルギーなどの原因になることは知っていましたが、その正しい掃除の仕方は知らなかったんだと知ったんです。

そもそもその理由というのも、ホコリやハウスダストといったものも溜めてしまうと大量の菌やダニの温床になるため、これが原因で感染症やアレルギー疾患になるということだったんです。

 

そこで本の内容の一部(私自身が初めて知ったことや実際に体験したこと2点)を簡単にご紹介しますね。

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家庭内最強最悪のホコリはトイレの中

家庭内の部屋別でホコリ調査(ライオン㈱リビングケア研究所実施)をしたところ、トイレはホコリが溜まりやすかったんですね。

その理由はトイレの換気扇をつけると廊下の床等のホコリが気流に乗ってドアの下の隙間からトイレの中に吸い込まれるためなんです。

そしてこの「トイレにたまったホコリ」が病原菌の温床となっていたのです。

その数はホコリ1グラムあたり数十万~数百万個の一般細菌が検出され、菌種によっては食中毒の原因となる可能性がある大腸菌群などの菌も検出されたそうです。

 

対策としては、もちろんホコリ除去をし、清潔に保つのも必要ですが、ホコリが溜まりやすい物を極力置かないように、手を触れる場所を少なくすることが大切になります。

これを知って、トイレマット捨てました。

元々、扉から床までトイレシートで除菌はしてましたが、そもそものホコリをつかない工夫も必要なんだと痛感しましたね。

 

部屋の掃除の仕方

今まで、部屋の掃除では窓は全開にし、掃除機をかけてました。

時間がない時に、クイックルワイパーなどを使ってるくらいで。

以下がポイント

  • 掃除の時間帯は朝・・・人が動かないのでホコリが床に落ちている

  • 窓は開けない・・・ホコリが舞い上がってしまわないため

  • ホコリの集まりやすい場所をクイックルワイパーなどでふき取る。例えば、廊下の隅、部屋の壁際、家具の周り

  • ウェットシートではなく、ドライシートで!!!・・・ウェットシートではホコリを塗り広げてしまうため

 

そもそも、掃除の仕方を間違えていた・・・。

 

そこで、ホコリを取ることがまずは大事だと思い、まずはドライシートで壁際や家具の周りを重点的に拭きました。

そうしたら、いつも掃除してもなんだかすぐにホコリが溜まるな、なんて思ってたのに、ホコリが溜まりづらくなってる気がする!

きっと今までの掃除はただ、ホコリを舞い上げただけ。終わったらまたホコリが床に落ちてくる。そしてまた掃除をしてホコリを舞い上げて・・・の繰り返しをしていただけだったのかもしれない!と。

 

以上の2点、すごく簡単だけど、今日から実践できることです。

 

他にも、沢山ためになることが書いてありましたけど、読んでて怖くなってきて・・・。(間違った方法で風呂場を掃除すると「肺MAC症」になる!?とか。怖いでしょ!?気になるでしょ!?)

ただ、具体的にどうやって掃除をしたらいいいのかなども紹介されていたのでまた自分で実践してみてよかったらご紹介できたら、と思ってます。

ちなみに、「MAC菌」はお湯の注ぎ口やシャワーヘッドのぬめり、湯あかなどに生息し、42℃前後の温度で繁殖します。対策としては掃除するときに限っては必ず換気をする必要があるということ。そして、必ず冷水で掃除することですだそうです。

ほんと些細なことだけど、それに気を付けるだけできっと全然違うんだろうな、てショックだったけど、すごくためになる本でした。

 

 

本「奇跡の人」原田マハ~感想・ネタバレあり~

これはまさしく「ヘレン・ケラー」を日本を舞台に、というか、日本人に置き換えて著されたフィクションです。

 

ヘレン・ケラーは子供の時に読んだことがあり、内容というよりは本の挿絵を覚えている程度。

他には「ガラスの仮面」で主人公のマヤがアユミ様とダブルキャストで演じたものを覚えてるくらいですね。

あの、生まれたばかりの子羊のようにユラユラしながらマヤ演じるヘレン・ケラーが発した「ウ、ウ、ウォーター・・・」ていうやつです(これ、わかる人はわかってくれるはず!)

 

なので、多少はわかっている内容かと思い軽く読み進めてみたら最初から結構引き込まれましたね。

 

舞台が日本の弘前ということ、時代が伊藤博文が出てくる明治時代ということ、この2つは大きいです。

西洋の波に呑まれぬよう、欧米に追いつくよう、明治維新後、日本という国は大きく変わった時代でありました。

それでもまだまだ人々の考え方や家のあり方、生き方が固まっている時代であったと思います。

 

そんな時代に、欧米で教育を受けた去場安(サリバアン)が「見えず、聞こえず、話せず」という三重苦のわずか6歳の少女、介良れん(ケラレン)に教育をするために弘前を訪れます。

 

なんというか、最初から切なかった。

 

れんは男爵令嬢という名家の子女で、1歳になるかならないかの時に高熱を出し、そこから目が見えなくなり、耳も聞こえなくなります。

言葉を覚える前だったので、しつけはおろか人として必要なことが一切わかりません。そのため、獣のような振る舞いをし、3歳からは一人、蔵に閉じ込められたまま生活をしているのです。

 

物心つく前から暗闇と無音の世界ではしょうがない、と思ってしまいましたね。

でも、悲しいのが、家名を重んじる時代でしたので、まだまだ幼い少女が一人蔵の中で生活をさせられるだけでなく、使用人からは周りにわからないように虐待までされていたんですね。

 

私にも姪がいるので6歳がまだまだ母親を必要とする年齢だということがよくわかるので、その気持ちを思うと苦しくなるほどでした。

 

れんが病気になった時に、母親が懸命に看病をし、そのためにれんは「生き永らえてしまった」と母親も父親に責められ、娘に会うことも許されません。いっそ娘と一緒に死にたいと思うも、家名を汚すことになるとそれもできない。これも時代でしょうか。

 

安はれんの中に可能性を見出し、信じ、熱心に教育を行います。

 

最初に教えたのは「イエス・ノー」。

物事にはやっていいことと悪いことをまず教えます。

やり方はお腹がすいているれんに握り飯を持っていくんですが、空腹のため乱暴に奪い取ろうとすると渡さずにれんの手を安の顔に持っていき「イヤイヤ」と首をふる。何度もされるとれんは考えます。

れんは賢い子なのでしょう。すぐにその意味について考え、手を差し出してみます。すると安が「うんうん」と首を縦に振りうなずき、握り飯がもらえるんです。

 

「そうやってやるんだ~」て驚きました。

だって、それが分かると感情のままに動くのではなく、考えるようになりますから。ここまでは、犬のしつけと同じような感じですが、この一歩が大きなとっかかりですよね。

何かで読んだんですが、「人間を人間たらしめているのは、理性である」と。正しくそうだと思います。ただ、その理性を持つには教育が不可欠なんだと、それも改めて感じました。

 

ここから色々な人との関わりがあり、事件があり、れんと安の物語は続いていくのですが、その一つ一つは二人にとって厳しい試練でもありますが思いやりや愛情といったものに満ちています。

 

安とれんの物語の終盤で、れんに大きな変化が訪れます。

れんは高熱を出す前に「水」という言葉を理解し、話したそうなんです。

そこでれんが喉を渇いた合図をした際に安は「みず」とれんの手につづって水差しを渡すんですが、れんはそれを安の頭からかけます。ただ、そこで安は何かを思い、れんを井戸に連れて行き、ポンプから出した水でびしょぬれにします。

するとれんの目が輝きだし、「みず」と言葉を発するのです。

 

ここ、一瞬、軽く読み流してしまって、もう一度読んで意味を考えてたんです。

安はれんに物の名前などを教えることはできたんですが、れんが「物の名前だと認識しているかどうか」はわからなかったんです。

でも、ここでれんは病気になる前に認識した感覚を思い出したのでしょうか。それが今までの安の教えたことと繋がり、「水」という言葉が出たのではないかと。

 

それは大きな大きな変化でしょう。私も胸がいっぱいになりました。

最初から最後まで、ただいい話ではなく、切ないです。

時代のせいもある。人の性というのも見える。

それでも、また読みたくなる本だと思います。

 

この本はおススメです。

「あなたのままで奇跡を起こす!思考選びの実験」感想

「あなたのままで奇跡を起こす!思考選びの実験」

             著:都築まきこ

 

実は私はアマゾンプライムに入っているんですが、プライム会員無料で読める電子書籍になってたので軽い気持ちで読んでみました。

 

引き寄せ系は大好きです。

「でした」かな?

不思議なものが大好きなんです。

 

でも、楽しくないのに無理して幸せな気持ちを保つことができず挫折してたので、なんでこの本を手にとったのかわかりません。

 

が!!これ、ちょっとよくある引き寄せ本とは違うと感じました。

 

基本的に、「望む未来」に向かうことは同じなんだけど、そのイメージとか、それに伴う感情の持ち方のHow Toじゃないんです。

 

一言で言うと「受け入れやすい」

 

どこかで読んだ引き寄せ本の「人というのは思い通りにはなっていないが、思っている通りにはなっている」ていう感じの言葉を思い出しました。

 

この本で言っていることもポジティブがいいとか、ネガティブがダメとかそういう単純な話じゃないんです。

 

じゃあ何かというと、人にはよく癖がありますよね。

思考も同じで癖があるというんです。

楽観的にとらえる癖がある人がポジティブ思考、悲観的に捉える癖がある人がネガティブ思考というだけなんです。

 

これ、私としてはストンと腹に落ちたというか。

例えば、私、基本的に自分に自信がないんです。仕事でもなんでも自信がない。だから褒められても本気にしない。仕事で評価されても信じない、絶対に。(何?この人怖いんですけど)

 

「自信がないから」ていう理由なんて、たぶんどうでもいい。

常にこの思考は疲れるんですね。

そしてこの思考は決していい結果を引き寄せない。

でも、確かに、これ「癖」なんですよ。無意識にそう考えちゃう。

 

そこでこの本では思考の癖を変えよう、というか意識的に選ぼう、と言っているんですね。

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方法とは

1.まずは自分自身が「望む未来」を確認する

例えば、彼氏とうまくやっていきたいとか・・・

 

2.そうなるための思考はどんなの?複数あげる。

【彼氏からラインの返事が来ない場合】

いつもの思考:

「浮気でもしているのかも?」とか「私に飽きたのかも」

 

「彼氏とうまくやっていきたい」に向かう思考:

「忙しいから返事ができないだけで後で返事をくれる」

 

※いつもの思考なら彼に対して嫌な態度をとったりしてしまう可能性もあるが、もう一つの思考なら彼を労う言葉が出たり、穏やかに待っていられる。

 

恋愛で例えましたが、こんな感じ。

それぞれの思考のその先の結果まで想像できません?

きっと違うんじゃないか、て。

 

この「思考を選ぶ」って仕事でもなんでも使えるな、て。

望む未来を考え、思考を選んでいると一呼吸おけるからすごく冷静になれるんですよ。

 

全然冷静になれない時もあるけど、大体大丈夫。

 

本には他にも具体的な思考の例や、ちょっと難しくてわからない(心理的に?)こともあったけど、概ねいい本だと思いました。

 

無駄に感謝の気持ちを持て、て言わないところがすごくいい。

十二国記~早く続きが読みたい・・・~

「十二国記」

このシリーズについて一番言いたいことは、「早く続きが読みたい」。それだけです。

 

著者の小野不由美先生はホラー小説で多く執筆されているようですが、十二国記以外は一切読んだことないです。ホラー怖いからね。

 

十二国記とは

私達が住む世界とは全く別(というか異次元になるのかな?)の世界であり、神々が住むと言われる「黄海」の周りを取り囲むように十二の国があります。二つの世界を繋げるのは「蝕」という現象のみ。

その十二の国にはそれぞれ王がいるんですが王は世襲制などではなく霊獣である「麒麟」が天啓によって選ぶのです。

選ばれた王は不死身となり天啓があるまでは国を治めることができ、麒麟はそれを補佐します。

しかし、「道」を誤れば天啓を失い最終的には命を失います。

十二の国には私達の住むこの世界のように様々な気候や慣習があり、それは政治についても同様です。

天啓を受けて国のかじ取りを任される王は皆が皆「王らしい王」でもなく様々です。長く治世が続く王は少なく、懸命に生きていく市井の人々。そして、王の在、不在に関わらず国の政に携わる官僚。

それぞれの立場で描かれており、のめり込んで読んでしまうのと同時に自分の住んでいる世界にもふと目を向けて考えてしまうような本です。

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魅力(私の個人的な感想になります)

 

キャラクター

ともかく様々な人がいるわけです。先ほど述べたように必ずしも王様然とした人ばかりではない。むしろ政治については無能と言い切ってしまう王まで出てきます。憐みを施す「善」の存在である麒麟の性格も様々。

 

ともかく考えさせられる

どんな本でも為にならない本っていうのはないと個人的には思ってます。その中でもこの本の中で出てきた「責難は成事にあらず」という言葉にはハッとさせられました(ていうか、この章、泣きましたね)。「人を責め、非難することは何かを成すことではない」これ、政治についての言葉なんですが、なんでもそうなんですよね。

その他にも、人間の弱いところだとか、隠しておきたい本当の姿をみせつけられ、なんか、いちいち「あぁ、わかるかも・・・」てなるんです。(・・・が重要)

 

ファンタジーものが苦手な方は敬遠されるかもしれないですが、描かれている物語は大人向けだと思います。

是非、ご一読あれ☆

「こちらあみ子」今村夏子~感想のみ~

この話、あらすじが説明しずらい・・・

あらすじがすごく脇役な感じがして、時系列でこたえられるんだけど、それよりも一場面一場面ごとの言葉とかしか頭に入ってこない感じなんです。

読んでいて、なんというか、痛かった。

だからあらすじは省きます。

主人公のあみ子はもしかしたら発達障害か何かなのか、いい意味なら純粋で、ひどい言い方をすれば度を超した無神経。あるいは、ただ単に人の顔色を読むのが不得手だったり、人の心の動きに鈍感というか・・・。

理解度は低いんだと思う。言葉はそのまま受け取るんですね。思ったように行動し、発言する。そこに周りの人は関係ない。相手がどう思うかも考えられない。

あみ子の言動は家庭崩壊のきっかけではないけど、少しずつみんなの心を沈めていく感じ。

あみ子自身には悪気はない。そう、終始悪気はないんです。

ただ、そういった人間に対して、人は一種の嫌悪感を抱くのではないのかな、て。

もちろん、無神経な行動をとられて自分が傷つけられた時もそうだけど、理解とか予測とか説明のつかない言動は人を不安にさせるし、不快にもなるのかも・・・

終盤で父親に捨てられるあみ子。

あみ子は淡々と父親と一緒に暮らさないということに気付いていく。あみ子の心情が全く読み取れなかった(前後を読み返して想像しようとしたのにわからなかった・・・)。なのになぜか私はあみ子が父親に捨てられたことを理解している気がしてならなかった。

同じく終盤にあみ子は同級生に「自分の気持ち悪いところを教えて欲しい」てまっすぐに、真剣に頼むんです。そこであみ子は「理解する」とか「知ろう」とすることを決めた気がしたんです。そこまで一貫して、あみ子が知らないとか、わからないで終わらせてきた全てのことに対して。

そう思うと、そこに至るまでのことにあみ子は何かしらを感じたのかもしれない。でも、それが悲しみとかいう簡単な感情じゃない気がしてまた考えてしまうんですよね。

 

「ノマドライフ」本田直之※感想

この本、数年前に買ったんです。その時に、しばらく置いておく本(=売らない)にしようかと思ったみたいです。

本の題名にもなっている「ノマド」とは元々は「遊牧民」を指す言葉でしたが、今は新しい生き方を称する時に使われているようです。

この言葉だけだと「場所に縛られない自由な生き方」というイメージですが、本田氏の考えはそういう意味合いでもないようです。

 

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【内容はノマドライフの指南書】

4部構成になっており、最初の項に「なぜノマドライフ」を勧めるのかについて書かれて以降、残りの3部はノマドライフをするノウハウを身に着け、準備をしていくなどの具体的な実践項目について書かれてあります。

「なぜノマドライフ」

一言でいうと色々な意味の自由を得るためだと感じました。場所であったり、時間であったり、といった制限の面ではもちろん、私達の多くが「普通」だと感じているお金や生き方に関しても。仕事もわかりすく「仕事」じゃない。遊びや生き方や仕事が混ざり合ってる感じでしょうか。

「複業」の勧め

例えば、自営業より会社に所属するという考えは大部分では一般的だと思います。逆に現在は、以前ほど終身雇用という考えは一般的ではなくなっていると思うんです。

バブル崩壊や、リーマンショックを経て「会社がある(存続する)」ということは絶対ではなく、自分の雇用も絶対ではないと私個人は感じましたね。

本書の中で、企業で例えているんですが、すごく分かりやすい!

自分を会社に例えた場合、取引先(自分の所属する会社:給与)が1社なんて危険ですよね。これ、すごくハッとしました。

会社の業績が低迷し給料に影響した場合や、失業した場合、リスクの分散という意味合いはもちろんですが、動じないでいられるということは、諦めることや譲歩することをしなくてもいいということではないかと。

ただ、誤解しないでいたただきたいのが「自由=楽」ではないということと、本田氏は向いていない人もいるし望まない人もいるから全員がやった方がいいとは言っていないということですね。

 

ということで、実践編については言及しませんので興味がある方は是非読んでいただきたいと思います。