疲れてる人観て!「王様のためのホログラム」感想※ネタバレあり

「王様のためのホログラム」

アメリカ  2016

出演:トム・ハンクス

監督:トム・ティクヴァ

 

あらすじ

大手自転車メーカーの取締役を解任され、家も家庭も失ってしまったアラン。

IT企業に転職し、サウジアラビアの国王に3Dホログラムのプレゼンをするためにはるばるやってくるが、担当者はいつも不在。食事も用意されず、Wi-Fiもつながらない。あげくのはてにはプレゼン相手である国王にはいつ会えるかもわからない。

上司からはプレッシャーをかけられ、追いつめられるアラン。

 

 

 

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感想※ネタバレあります

これ、一言でいうと人生に再度踏み出す感じです。

大手自転車メーカーの取締役だったアランは安く作れる中国に工場を移し、国内の工場を閉めます。結果として技術を得た中国は自ら安く売り、競争相手になってしまい、それが自社を苦しめ、自身も解任されることになるのです。

ヒステリックに責める元妻。

自分を信じ、庇ってくれる娘。

 

でも、そんな娘の学費を出してあげることもできない。

 

「信じてる。」という言葉は力になる時もあれば、ただただ追いつめられる時もあるのだな、と思いましたね。

 

再起をかけてサウジアラビアまで来たのに一向に動けない状況と上司からの電話の嵐。

 

心身ともに重くなって、やる気もでない。朝も起きられない。

 

この不調は背中にできた大きなコブが原因ではないか、と考えるんですが・・・

 

「違うと思う~」

画面に向かって言ってしまった。

 

それ、軽く鬱だよね?て。

 

元いた会社で中国に工場を移転した時、それが一番よいことだと思った。

でも、単純にいい悪いで答えられるものでもなかった。それにより工場に勤めていた父親との関係までぎくしゃくしている。

突然、全てを失った。

これまで積み上げてきた自信までもね。

 

多分、すごく疲れていたんだと思う。

一つ一つ受け止められないまま、どんどん状況が変わり、なんとかしなきゃ、と思う気持ちで動きはする。

 

でも、本当は疲れていたんだと思う。(何度も言ってすみません)

 

体の不調ってわかりやすいと思うんですよ。

でも、心の不調って分かりやすく痛みを感じるわけじゃないから気付きにくい。

自分も仕事がうまくいかないというか、会社が危ない時、普通に生活してたけど、どんどん調子が悪くなった時があったんです。

胃腸炎にはなるし、喘息もひどくなるし、肌も荒れるし・・・て。

もちろん体も重かった。

 

でも妹に言われるまで気付かなかったんです。

「ストレスじゃない?自分で思うよりも悩んでるんじゃない?」て言われて、泣けた・・・。

 

見て見ぬふりしてたけど、結構、弱ってる・・・私、て。

でも、気付くとその時点で少し楽になるんですよね。

やらなきゃいけないことに、いっぱいいっぱいになっちゃって自分に目を向けてあげられなかった、と。

 

話は戻りますが、アランに色々な変化が起きる。

きっかけはアラン自身というより、アランの周りの人々

 

人って人によって苦しめられたりするけど、人によって助けられたりするんだな、て思いましたね。

当たり前っちゃあ当たり前なんだけど。

 

疲れたら、空を見上げてもいいし、出かけてみるのもいい。

この映画では環境を変えたのが不調をさらに加速させてしまったけど、それが自分を追い込むことでなければ環境を変えるってすごい気分転換になる!

 

映画の教訓は「心がボコボコになっちゃったら、休息をとること」だと思ったけど、映画を観た後は、キレイな海が見たくなって、希望を感じることができます。