映画「アデライン、100年目の恋」ネタバレあり・感想

「アデライン、100年目の恋」

2015年 アメリカ

監督:リー・トランド・クリーガー

出演:ブレイク・ライヴリー、ミキール・ハースマン

 

【あらすじ 】

ある事故により年をとらない体になったアデライン・ボウマン。身の安全のために10年ごとに容姿から名前、住所を変えて生活する。ちょうど10年が経とうとし、居場所を変えるための準備をしている頃にエリスという男性と出会います。

人と深く関わらないようにしているアデラインでしたが、少しずつエリスと距離を縮めていく。

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 【感想(ネタバレあります)】

「アデライン・ボウマン」という名前の響きが既に好き。

ブレイク・ライブリーが特に素敵なんです。オシャレなのは当然ですが、クラシカルで品があってファッションから立ち居振る舞いまで全てにときめいてしまいました。

 

偶然が重なって年をとらない体になってしまったアデラインは自分自身の身に起きた理由はわからないまでも、結論として何が起こっているのかはわかっている。

そのために、政府に狙われることにもなり、自分と一人娘の身を守るために娘の元を離れ一人で居場所を転々とします。

 

映画がすすむにつれ感じるのはアデラインの寂しさ。

 

本当のことを娘以外の誰にも話せず、ただ、身を守るために注意を払い続ける。

昔の写真を殊更に大事にするのはそれが当然、愛する家族の写真だからということでもあるけど、それこそが偽って生きなくてはいけないアデラインにとっての「確かなもの」だったのではないかと思います。

孫の世代まで飼ってかわいがっていた犬にまで置いて行かれ、常人である娘は当然歳をとり、人前では「祖母=娘、孫=自分」という説明をしている。

 

同じ頃に出会ったエリスはともかく積極的。好き好きアピールがすごい。

次第に惹かれていくアデラインでしたが、以前の恋を思い出したりして気持ちが揺れます。また、辛い別れがくるのかと。そんな時、病気の愛犬を安楽死させたショックによりエリスを突き放してしまうんです。しかし娘と話し、結果的に思い直しエリスの気持ちを受け入れます。

 

仲直りをした二人はエリスの実家に行くことになるんですが、そこで会うのが以前の恋人。

 

なんとエリスのお父さんは以前、アデラインが本気で好きになった元恋人だったんですね。

 

お父さんはもちろんびっくりしますが、自分の母親のことだろうと言って、なんとかごまかします。

 

でもやっぱりバレるんですね。

お父さんがアデラインの手にある傷は自分がつけたものだと。

どういうことなのか?と問いただされ、正直に話します。

 

お父さんは彼女に同情しますが、自分に事情が知れたしまったからと言ってエリスの元を去らないで欲しいとお願いしますがアデラインは去っていくんです。

 

ここまでアデラインを頑なにしたのはやはり恐怖でしょう。

政府につかまれば人体実験をされるのは容易に想像ができる。

ただ、それから逃れるために逃げ続ける。

 

 

彼女がここまで逃げ切れたのはアデラインが賢く理性的な女性だったからでしょう。

 

それでも、これまでは娘と電話で話したりたまに会っていたからまだ精神の安定を保てたと思うんです。

 

それが娘までこの世を去った時に彼女はどういう生き方をするのかと考えてしまいました。

 

結末を言うと、アデラインはエリスに全てを話します。

エリスはそれを受け入れ、最後のシーンでは娘とも一緒に暮らしていました。娘のフレミングも泣いて喜びます。母親をたった1人置いていくことを心配していたんでしょう。エリスとのことを応援していましたから。

 

目立たないように、写真といったものにも写らないようにと注意を払って生きてきたアデラインはパーティに行くのにカメラを手にします。

 

彼女は人生を生きることにしたんだと。

 

それと同時にまさに完璧な奇跡も起こります。

 

 

老いないということは特に女性からすると夢のような話に思えます。

でも、いつだって自分1人で生きているわけではないから楽しいし、毎日が大事なんだと強く感じましたね。

 

 

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